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鳥取県 溝口町

 

1 町の概要
鳥取県のほぼ西端、米子市の西南約12キロメートルのところにある。大山(国立公園)から西南にひろがる裾野が日野川や大小の支流によって渓谷を形成している地域を町域(総面積100.36k?u)としており、その80%弱が山林原野で、耕地はわずか10%、それも日野川沿いの平坦部を除けばほとんどが山間傾斜地である。主産業は農林業など第一次産業であるが、昭和30年代以後の高度成長のなかで就業者数はほぼ半減、しかも高齢化が進み後継者不足が深刻な悩みとなっている。人口も昭和30年をピークに減少し続け、昭和35年の国調で8,193人が平成7年には5,609人となり、いまもその歯どめはかかっていない。ただし世帯数にほとんど変動がないのは、新見市でみたのと同じ核家族化によるものであろう。第二次産業への就業が期待されるが、地元採用は2割程度にすぎない。
このように当町は典型的な過疎地の姿を示しているが、地元では“恵まれた過疎化”とも受けとめている。たしかにJR伯耆線や岡山・米子間の国道181号線が町内を南北に通り、平成3年には中国横断米子自動車道も開通(溝口インターチェンジ開設)するなど、交通面では他の過疎地に比べてきわめて恵まれた条件にある。その意味で当町は、もうひと押しの努力によって過疎から脱却できる状況にあるともいえるし、そのやり方如何によっては、恵まれた自然環境を積極的に生かしうる可能性をもつ特異な過疎地とみることもできよう。平成10年に予定されている県立フラワーパークの開園は、アクセスの上からも当町に与える影響は少なくないと考え

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